今年も暑い日が続いていますね!
夏の暑さが本格化すると、発汗が激しくなり体内の水分とミネラルが失われやすくなります。でこまめに水分を補給しないと、脱水症状や熱中症のリスクが高まり、時には重篤な状況に陥ってしまうリスクも!
本記事では、水分補給と電解質(ミネラル)補給について紹介します。
夏の暑さが体に与える影響
汗をかくことで体の熱を逃がしてくれるので、体温が上がりすぎるのを防いでくれます。
でも、そのとき一緒に水分や塩分(ミネラル)も出ていってしまいます。
これを放っておくと、脱水症状や熱中症になってしまうリスクが高くなります。
特に気をつけたいのが、以下のような方たちです:
- 子ども:体温調節の機能がまだ発達途中で、汗をかきすぎたり気づかないうちに脱水に。
- 高齢者:のどの渇きを感じにくくなっていたり、もともと水分をとる量が少ない方も。
- 運動や屋外作業をする人:汗の量が多くて、水分と一緒に電解質もどんどん失われます。
「暑いな〜」と思ったら、その時点でもう水分補給のサイン。
喉が渇いたと感じた時には、体内の水分がすでに2%程度失われています。
喉の渇きを感じる前にこまめに飲む、これが夏を安全に乗り切る第一歩です!
電解質とは?その役割
炎天下での活動など大量に発汗すると体内の水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。
電解質は体内の浸透圧を調整し、神経や筋肉の機能を正常に保つために重要です。
電解質の種類と役割
電解質とは、水などの液体に溶けると陽イオンと陰イオンに分かれて電気を流す物質のことです。学校で習った化学式覚えていますか?[塩化ナトリウム (NaCl)⇒ナトリウムイオン(Na+)+塩素イオン(Cl-)のようなやつです]
体液中に含まれる電解質は、体内の水分バランスを調整したり、神経や筋肉の働きを助けたり、体液のpHを一定に保つなど、生命維持に重要な役割を果たしています。
電解質には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、クロール、重炭酸などがあります。これらの電解質は、それぞれ異なる役割を担っています。
ナトリウム:水分バランスと血圧の調整に重要。
カリウム:筋肉の働きや神経伝達に関与。
マグネシウム・カルシウム:さらなる神経調節や収縮・弛緩に役立つ。
汗で流出する電解質を補わないと、脱水状態がより深刻化し、だるさや筋肉のけいれん、体調不良につながることがあるため、大量に発汗している場合は単に水だけを飲むのでは不十分なのです。
電解質の摂取する方法と注意点
市販されているスポーツドリンクや経口補水液(ORS)は、水分と電解質をバランスよく含んでいるので、夏場にはとても便利です。
暑い季節、しっかり水分をとっているのに「なんだかだるい」「足がつる」ということはありませんか?
それ、電解質(ナトリウムやカリウムなどのミネラル)が足りていないサインかもしれません。
そこで今回は、電解質を効率よく摂取するおすすめの方法と、気をつけたいポイントをご紹介します。
【おすすめの方法①】 スポーツドリンクを活用する
市販のスポーツドリンクは、水分・糖分・ナトリウムなどの電解質がバランスよく配合されており、汗をたくさんかいた後にぴったりです。
▶ 注意点
糖分が多いものもあるので、飲みすぎには注意が必要。
糖分を多く含む飲料水を大量に摂取すると、急激な血糖値の上昇が起きることがあるので、元々血糖値が高い方などは特に注意が必要です。
【おすすめの方法②】 経口補水液(ORS)
経口補水液は、水分と電解質の比率が医学的に最適に調整されており、軽い脱水状態の時に非常に有効です。
▶ 注意点
通常の水分補給には濃度が濃すぎることもあるので、日常使いするものではありません。脱水症状などの症状がある時に摂取するのに適しています。
高血圧の方や腎臓に疾患がある方は、摂取量に注意が必要です。
まとめと行動提案(文章構成)
夏の暑さが続く中、ただ水を飲んでいるだけでは体調管理としては足りないかもしれません。汗と一緒に失われる電解質(ナトリウム、カリウムなど)を意識的に補給することが、健康を保つ大切なポイントです。
特に日本の蒸し暑い気候では、知らないうちに脱水やミネラル不足に陥ってしまうこともあります。
軽い頭痛、だるさ、足のつりなどは、そのサインかもしれません。
そこで重要なのが、「水分+電解質」をセットで考えること。
普段の食事に味噌汁や果物を取り入れたり、外出時にはスポーツドリンクや自家製の補水液を携帯したりと、ちょっとした工夫で体を守ることができます。
また、のどの渇きを感じる前にこまめに水分補給する習慣も大切です。
▶ 今すぐできる3つの行動提案
- 冷蔵庫に経口補水液やスポドリを常備しておく
- 毎日の食事に「汁物」や「夏野菜」をプラスする
- 通勤・通学・外出には、塩分入りのドリンクや塩タブレットを携帯
これらを習慣にするだけで、夏の体調不良をかなり予防することができます。
無理なく、そして自然にできる方法で、体に優しい夏の水分&電解質補給を取り入れて、暑さに負けず、安全に夏を過ごしていきましょう!
夏の蓄積疲労、夏バテのだるさ、身体のお悩みは西宮・甲子園のFany整体鍼灸院へお気軽にご相談ください。

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