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見た目もスイングも変わる!TPI的「チキンウイング」脱出法

ゴルフスイングの悩みとして多くのアマチュアゴルファーに見られるチキンウイング
これはフォロースルー時に左肘(右利きの場合)が曲がって体の外側に開いてしまう動作を指します。
見た目も少し不格好なだけでなく、実は飛距離や方向性の低下、スイングの安定感の欠如といったプレー全体への悪影響を引き起こす原因となっています。
しかし、なぜこのような動きが生じるのでしょうか?そして、どうすれば直せるのでしょうか?
その答えを見つける鍵がTPIの理論にあります。
TPI理論は、ゴルファー一人ひとりの体の動きに注目し、最も自然で効率的なスイングを導くための身体機能評価と改善方法を提供します。
本記事では、このTPI理論の視点からチキンウイングの原因とその改善策について解説していきます。

チキンウイングがスイングに与える悪影響

チキンウイングがスイングに与える影響は軽視できません。
まず、インパクトの際に力が正しくボールに伝わらず、飛距離が伸びにくくなります。
さらに、左肘が早期に引けることでクラブフェースの向きが不安定になり、フックやスライスといった方向性の乱れを生む原因にもなります。
また、この動作は無理に腕だけでスイングしている証拠とも言え、体全体を使ったスムーズなスイングができていないことを示しています。
その結果、肩や肘、手首などに余計な負担がかかり、長期的には怪我につながるリスクも否定できません。
特にシニア層や女性ゴルファーでは、この肘の動きが慢性化しやすく、改善には意識的なトレーニングと体の正しい使い方の習得が必要となります。

TPIの視点から見るチキンウイングの原因

TPIの観点では、チキンウイングは単なる技術的ミスではなく、身体の可動域や安定性の問題によって引き起こされている可能性が高いとされます。つまり、スイング動作を支える体の土台に原因があるということです。
例えば、胸椎の回旋可動域が不足していると、バックスイングからフォロースルーにかけて体をスムーズに回すことが難しくなります。そのため、腕だけでスイングを完結させようとして、左肘が逃げるようなチキンウイングの動きが発生するのです。
また、肩甲骨の動きが悪い人は、腕を自然に体の回転と同調させることができません。加えて、股関節の硬さや体幹の弱さがあると、スイング中に下半身の安定性を欠き、上半身に頼りすぎる結果、肘が引けてしまう傾向が強くなります。
つまり、チキンウイングは技術ではなく、身体機能のアンバランスの現れでもあります。
TPIでは、こうした体の制限を評価し、個々に適したアプローチで根本改善を目指します。

典型的な身体的原因①:胸椎の回旋不足

ゴルフスイングでは、胸椎がスムーズに回ることが重要です。
ここが硬いと、体を十分にひねれず、腕の動きで無理にクラブを振ろうとしてしまいます。その結果、フォロースルー時に左肘が引けてしまい、チキンウイングにつながります。胸椎の柔軟性は、特にデスクワークが多い人や猫背の人にとって大きな課題です。

典型的な身体的原因②:肩甲骨の可動域の低下

スイング中、肩甲骨は自由に動いて腕のスムーズな動きを助ける役割を果たしています。しかし肩甲骨の動きが制限されていると、腕を自然に振り抜くことができず、特に左肘に余計な負荷がかかります。その結果、腕が開いてしまうチキンウイングが発生しやすくなるのです。肩甲骨の柔軟性は、TPIの評価項目の中でも特に注目される部分です。

典型的な身体的原因③:股関節の可動性低下

ゴルフスイングでは、下半身主導の動きが基本です。
股関節の柔軟性が不十分だと、下半身の回転が制限され、体重移動も不自然になります。その結果、スイング全体がアンバランスになり、腕や肘でバランスを取ろうとする傾向が強くなります。
特にインパクトからフォローにかけて、股関節の硬さがあるとチキンウイングの動作が起こりやすくなります。

典型的な身体的原因④:体幹の弱さ

スイングの軸を安定させ、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担っているのが体幹です。
ここが弱いと、スイング中に体のバランスが崩れやすくなり、特に上半身が不安定になります。その結果、スイング終盤で腕に頼った動きとなり、チキンウイングが現れることがあります。
コアトレーニングは、多くのプロも日常的に行っている基本メニューの一つです。

まとめ:チキンウイングは体から直す

ゴルフスイングにおけるチキンウイングは、ただのフォームの問題ではなく、体の動かし方や可動域の制限と深く関わっています。
無理に左肘を伸ばす意識だけで改善しようとすると、かえって別の不調やスイングの崩れを招くこともあります。
本記事では、TPIの理論に基づき、チキンウイングが起こる身体的な原因や、その典型的なパターンについて解説しました。
特に胸椎・肩甲骨・股関節・体幹といった体の土台部分が、スイングに大きな影響を与えることを理解していただけたのではないでしょうか。
そして何より重要なのは、自分の身体のどこに問題があるのかを正確に知ることです。
そのためには、TPI認定のプロフェッショナルによる評価とアドバイスが非常に有効です。体の特性に合わせてスイングを改善することで、より自然で力強く、そしてケガの少ないゴルフが実現できます。
ゴルフの悩みを本気で改善したい方は、スイングだけでなく体の動きから見直してみましょう。それが長期的な上達と健康的なゴルフライフへの第一歩になります。
ゴルフの体幹やバランスの強化、可動域の改善などにお悩みの方は西宮・甲子園のFany整体鍼灸院へお気軽にご相談ください。

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