「試合が続くと膝が腫れてくる」「膝が完全に曲がらなくて、日常生活にも支障が、、、」
ママさんバレーに参加している方から、こうした膝のトラブル相談をよくいただきます。
膝の腫れは、単なる使いすぎだけが原因ではありません。
実は、体の動き方や関節のバランスの乱れが大きく関係しています。
本記事では、膝が腫れる原因と、鍼灸×整体で行う動きから整えるケアについてご紹介します。
なぜママさんバレーで膝が腫れやすいのか?
バレーボールでは、ジャンプ・着地・ダッシュ・ストップなど、膝に強い負担がかかる動作が多くあります。
特に膝を痛めやすいのは次のようなパターンです。
- 太もも裏側の筋肉の機能が低い
→ 着地の衝撃がダイレクトに膝にかかりやすい - 足関節の可動域が狭くなっている
→ 足関節の可動域不足を膝で補っている - 体幹・殿筋の機能が低い
→ 膝がぶれやすく、捻じれや曲がるストレスがかかる
その結果、膝まわりの組織に炎症が起き、関節液がたまり“腫れ”となって現れます。
炎症が続くと、「階段で痛い」「しゃがめない」「正座できない」といった日常生活への影響も出てきます。
それぞれの評価方法
もも前(大腿四頭筋)の硬さチェック方法
このテストではもも裏の筋肉の機能低下の可能性を評価します。
- ベッドまたは床にうつ伏せになります。
- 片方の足首を持ち、お尻に向かって膝を曲げます。
- 太ももの前に「突っ張り感」「痛み」「お尻に届かない感じ」があるか確認します。

かかとがお尻につかない場合 → 大腿四頭筋(特に大腿直筋)が硬い可能性があります。
もも裏の機能が低下し、もも前の負担が大きくなっていることが考えられます。
足関節背屈制限のチェック方法
- 壁に向かって立ち、つま先を壁から 10cmほど 離して立ちます。
- かかとを浮かせずに、膝を壁に近づけるように前へ出します。
- かかとが浮かずに膝が壁につくか を確認します。

膝が壁に届かない・かかとが浮く → 足関節背屈制限あり
左右差のチェックも重要です。
特に片側だけ制限があると、スクワット・ランジ・動作で代償動作が生じて膝や腰への負担がかかりやすくなります。
ランジ動作で膝の安定性チェック方法
- 足を前後に大きく開きます。
(前足:膝が足首の真上、後ろ足:かかとを浮かせる) - 胸を張り、背筋を伸ばします。
- ゆっくり真下にしゃがみ込み、再び立ち上がります。

前側の膝の向きがつま先より内側に向く → 膝を安定して動かす機能が低下。膝に負担がかかっている可能性があります。
鍼灸で整える:炎症と筋バランスへのアプローチ
鍼灸では、膝の痛みや腫れに関係する筋肉やツボを使って、体の回復力を引き出します。
- 局所の炎症を抑える
→ 滑膜や靭帯周辺の血流を改善し、腫れの引きを早める - 過緊張した筋肉を緩める
→ 大腿四頭筋や内転筋のバランスを整え、膝の可動域を回復
また、鍼の刺激は自律神経にも作用し、体全体の回復を促す作用があります。
「冷やすと痛い」「夜になるとズキズキする」といった慢性化した膝の違和感にも有効です。
鍼灸+整体で目指すのは「動ける膝」
痛みを取るだけではなく、「次のバレー後でも腫れが出ない膝」に整えることが大切です。
鍼灸で深部の筋緊張や炎症を整え、整体で体のバランスを整えて関節可動性を回復、動ける体の土台をつくります。
更にトレーニングで体の動かし方を再教育することで、より根本的な改善が期待できます。
「もう年だから」とあきらめないで
適切なケアとトレーニングで、ケガをしにくい膝をつくることが出来ます。
ポイントは膝、足関節の可動性と体幹、お尻の使い方。
“動きを整える”ことで、今よりも軽く、快適に動ける体を取り戻せます。
まとめ:膝を守って、長くバレーを楽しもう
ママさんバレーは、年齢を重ねても仲間と楽しめる“生涯スポーツ”の代表です。
だからこそ、膝の痛みや違和感でプレーをやめてしまうのは本当にもったいないこと。
膝の腫れや痛みは、「使い方のクセ」を整えることで予防できます。
鍼灸や整体で筋肉の緊張をリセットし、正しく動ける体をつくることで、無理せず、ケガ予防しながらプレーすることが可能になります。
Fany整体鍼灸院ではトレーナーの視点で膝のケアから再発予防のリハビリまでサポート致します!
これからも 膝をケアしながら、バレーを長く楽しめる体づくりをしていきましょう。
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西宮・甲子園の整体鍼灸ファニー

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