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腰痛には「良い姿勢」が必要?

「腰痛の原因は姿勢が悪いから」
「背筋をピンと伸ばしましょう」

腰痛の人は一度は言われたことがあるフレーズではないでしょうか。
実は近年、腰痛と姿勢の関係について、医療の世界では考え方が大きく変わってきています。
世界的な研究や医療ガイドラインでは、「良い姿勢=背筋を伸ばすこと」ではないという見解が主流になりつつあるのです。
今回は、腰痛に悩む方にぜひ知っていただきたい「本当に体にやさしい姿勢の考え方」についてお話しします。

「悪い姿勢=腰痛の原因」とは限りません

多くの方が
「猫背だから腰が痛い」
「姿勢を正せば腰痛は治る」
と思いがちですが、実はこれをはっきり証明する強いエビデンスはありません。

猫背と腰痛の意外な関係

学生や成人を対象とした大規模な研究では、

  • 座っている姿勢(猫背・背筋が伸びている など)
  • 将来的な腰痛の発生率

この2つの間に、明確な関連は見られなかったと報告されています。
つまり、猫背=腰痛の直接的な原因とは言い切れないということです。

「正しい姿勢」は人それぞれ違います

骨格や筋肉のつき方、柔軟性は人によって異なります。
そのため、全員に当てはまる「完璧な姿勢」は存在しません。
無理に背筋を伸ばし続けることで、

  • 筋肉が常に緊張する
  • 呼吸が浅くなる
  • かえって疲れやすくなる

といった状態になり、腰痛を悪化させてしまうこともあります。

今の腰痛治療の考え方

現在は、「姿勢の形」よりも「同じ姿勢を続けること」のほうが腰痛のリスクになると考えられています。

本当に目指したい「良い姿勢」とは?

最近の理学療法や腰痛治療では、「良い姿勢」を動きのあるものとして考えます。

「最高の姿勢」は、次にとる姿勢

理学療法の世界では、こんな言葉があります。

The best posture is the next posture
(最高の姿勢とは、次にとる姿勢のこと)

つまり、こまめに体を動かし、姿勢を変えられること。それ自体が、腰にとって一番やさしい状態なのです。

リラックスできる姿勢が正解

多少背中が丸まっていても、

  • 力が抜けている
  • 呼吸がしやすい
  • 長時間つらくならない

これらが備わっていれば、それはその人にとって「良い姿勢」と言えます。

腰痛改善のために大切な3つのポイント

姿勢を完璧に保とうとするより、次の3つを意識することが、腰痛改善への近道です。

① 体を動かすこと(最も重要)

痛みがあると動くのが不安になりますが、過度な安静は腰痛を長引かせてしまいます。

無理のない範囲で、

  • 日常生活を普通に続ける
  • 軽いウォーキング
  • 簡単な体操

など、できることから動くことが大切です。
特定の筋トレよりも、楽しんで続けられる全身運動のほうが効果的とされています。

② 心と体のリラックス

腰痛は、体だけでなく心の状態とも深く関係しています。

  • ストレス
  • 不安
  • 「動いたら悪くなるのでは」という恐怖
  • 睡眠不足

これらが重なると、痛みを感じやすくなります。
しっかり休むこと、リラックスする時間を作ることも、立派な腰痛ケアの一環です。

③ 体が楽になる環境づくり

「正しい姿勢」を我慢するより、体が自然に楽な環境を整えましょう。

  • デスクワークは30分に1回立ち上がる
  • 椅子に座り直す
  • モニターの高さを目線に合わせる

こうした小さな工夫が、腰への負担を減らします。

今日からできる腰痛対策まとめ

  • 背筋を伸ばし続けなくて大丈夫
  • こまめに姿勢を変えることが大切
  • 1日15分の早歩きでも十分効果あり

良い姿勢を保つより「動ける体を作る」ことが、腰痛改善の近道です。

※ すぐに医療機関を受診すべき症状

以下の症状がある場合は、整体やセルフケアではなく整形外科を受診してください。重篤な疾患がある可能性が考えられます。

  • 安静にしていても強い痛みが続く
  • 足のしびれや力が入りにくい
  • 発熱を伴う、またはがんの既往歴がある
  • 排尿・排便がうまくコントロールできない

まとめ|今日からできる腰痛対策

腰痛を改善するために、無理に「良い姿勢」を保ち続ける必要はありません。
大切なのは、体を緊張させないこと、そして動きを止めないことです。
まずは、「背筋を伸ばさなきゃ」という思い込みを手放すことから始めてみてください。
常に姿勢を意識して力が入っている状態よりも、意識的に脱力し、体が楽だと感じる時間を作ることが、腰への負担を減らします。
次に、こまめに姿勢を変えることを心がけましょう。
どんなに「良い姿勢」に見えても、30分以上同じ姿勢を続けていれば、腰にとっては負担になります。
座り直す、体を揺らす、貧乏ゆすりをするなど、ちょっとした動きでも十分効果があります。
そしてもう一つ大切なのが、少しだけ心拍数を上げることです。
1日15分程度の早歩きなど、軽く息が弾むくらいの運動で全身の血流が促され、腰痛の改善につながります。
激しい運動をする必要はありません。「続けられること」を選ぶのがポイントです。
腰痛対策は、特別なことを頑張るよりも、日常の中で体を緩め、動かす習慣を作ることが何より大切です。
できることから少しずつ、今日から取り入れてみてください。
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