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ゴルフ後の腰痛。その原因は股関節?

「ラウンドの翌日に腰が必ず痛くなる」、「ラウンド後半は腰が重く疲れを感じる」
そんな悩みを抱えるゴルファーは少なくはないのではないでしょうか。
「腰が悪いのかな?」と思ってマッサージをしても、その場では良くなるが、またゴルフをすると同じ症状を繰り返してしまう。
その原因、股関節の可動域の制限にあるかもしれません。
腰は本来大きく動かすよりも“安定させる”役割を持っています。
しかし股関節の動きが狭い人は、スイング時にその分の動きを腰で補ってしまうため、過剰にねじれたり反ったりすることで腰に負担が集中してしまいます。

股関節の動きが悪いと腰痛が起こるメカニズム

ゴルフスイングでは、右利きの方の場合、
・バックスイングで右股関節の内旋(内向きの動き)
・フォロースルーで左股関節の外旋(外向きの動き)
が必要になります。

しかし、股関節が硬くてこの動きが十分に出ないと、体は別の場所で代償動作を起こします。
よく見られるのは次のようなパターンです。

  • バックスイングで体を進行方向後方にスライドさせる(スウェイ)
  • バックスイングで状態が進行方向に倒れてしまう(リバース・スパイン・アングル)
  • フォロースルーで体が進行方向に流れる(スライド)

このようなフォームになると、腰椎の関節や筋肉に負担が集中し、ラウンド後半の疲労感やラウンド後の腰痛につながります。
つまり、腰痛の原因は腰ではなく股関節にあるケースは多くみられるのが現状です。

自宅でできる!股関節の可動域チェック方法

腰に違和感がある方は、まずご自身の股関節の動きを確認してみましょう。
股関節の参考可動域は股関節を屈曲(前に曲げた状態)で、内旋、外旋共に45°です。
簡単にできる2つのセルフチェックを紹介します。

チェック①:横向きに寝て内旋を確認

  1. 横向きに寝て、股関節を90°曲げます
  2. 上側の脚を持ち上げます。両膝がズレないように行います。
    → 45°以上足を持ち上げられない場合は可動域の制限があります。

チェック②:足を伸ばして座って外旋を確認

  1. 脚を伸ばして長座の姿勢になります。
  2. 脱力してつま先が45°開くか確認します。
    → つま先が開かない場合は可動域の制限があります。

特に右打ちゴルファーの場合、右股関節の内旋制限や左股関節の外旋制限があると、スイングの回転動作に支障をきたします。
痛みがないから大丈夫と思っていても、動きが硬いままだと腰の代償動作が積み重なり、慢性腰痛の原因になることもあります。

改善のためのストレッチ・トレーニング

股関節の柔軟性と動作のコントロールを取り戻すことが、腰痛改善の鍵です。
ここでは、日常でも取り入れやすい方法を紹介します。

① お尻の筋肉のストレッチ

椅子に座り、片足を反対の膝の上に乗せます。
上体を軽く前に倒して、お尻の外側が伸びるのを感じましょう。
※背中を丸めずにお腹から前に倒すのがポイントです。
股関節の外旋に関わる筋肉が緩みます。

② お尻の筋肉のストレッチ(深層筋)

膝を曲げて、足を開いて座ります。
片方の膝を内側に倒します。倒す側のお尻が床から浮かないように行います。
お尻が伸びるのを感じるように足の位置を調整して下さい。

② 内もものストレッチ(内転筋群)

片膝立ちになり、片方の足を横に開きます。
横に開いた側に体重を乗せるようにして、反対側の内ももを伸ばします。
→ 内転筋の柔軟性を高め、股関節の動きをスムーズにします。

③ 腸腰筋ストレッチ

片膝立ちになり、後ろ足の股関節を前に押し出すようにします。
骨盤を立てるようにしてから始めると腰が反りにくくなります。
→ 股関節前面の硬さを改善します。

④ 動作改善トレーニング(ヒップヒンジ)

膝立ちになり、股関節から上半身を前に倒す動作を繰り返します。
背中が丸くならないように、腰ではなく股関節から折りたたむ意識を持つことで、正しい股関節の動きが身につきます。

コンディショニングで動ける股関節を取り戻す

股関節の柔軟性が上がったからスイングの動作が改善されるわけではありません。柔軟性を取り戻した体を思い通りにコントロールする体の動かし方を習得しなければ、体の代償動作を改善できません。
当店では、スポーツマッサージをベースに関節可動域を広げる施術を行い、最適な動作パターンを取り戻すトレーニングを行っています。
特にゴルファーの方には「股関節の動きを出すことでスイングが軽くなった」、「腰の疲れが出にくくなった」
といった声を多くいただいています。

まとめ

ゴルフ後に感じる腰の痛みや重だるさは、必ずしも腰そのものに原因があるとは限りません。
その原因となる1つが「股関節の可動域の制限」にあります。
スイング中に股関節が十分に回らないと、体は無意識のうちに他の箇所で動きを補おうとします。
その結果、腰椎まわりの筋肉や関節に過剰な負担がかかり、ラウンド後の腰痛へとつながってしまいます。
腰ばかりをケアするのではなく、股関節を整えることで腰痛を原因から改善することが出来ます。
股関節の柔軟性を高め、しなやかに動ける体をつくることで、長くゴルフを楽しめる健康的なコンディションを手に入れましょう。
Fany整体鍼灸院ではFMS/SFMAやTPIなども用いた動作の評価を行っています。ゴルフにおける体の問題点を解決したい、パフォーマンスアップしたいなど、サポートいたします!
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西宮・甲子園の整体鍼灸ファニー

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